☆RICOH GRV
〜RICOH GRVについて〜
RICOHのGRシリーズの7代目です。初代〜4代目は1/1.7(1.8)のコンデジセンサーでしたが、5代目GRからはAPS-Cセンサーになりました。それにより、初代〜4代目とは別の系統と言うことで、DIGITALの文字が省かれ、5代目はGRXとはならずAPS-C初代機という意味でGR(無印)となっています。私自身は、今までGR DIGITALU(売却)、GR DIGITALV、GRを持っていました。GRは、GRシリーズの予定周期通り2年でGRUになりましたが、GRとの大きな違いがWi-Fi機能の追加だけだったので、マイナーチェンジ版といった感じでした。そして、ここでGRの系統が一旦途絶えます。GR blogの閉鎖(GRVの発売に合わせて復活しましたが…)、GRシリーズの予定周期2年しても新商品が出ないことから、「終わった!」と噂されていました。ところが、GRUの発売から4年後、GRシリーズの予定周期の2倍の月日をかけた新型機GRVが、2019年3月15日に発売されました。
GRVは、GRからGRUの時と違い、
- 画素数アップ 1620万画素→2432万画素
- 手ぶれ補正機能搭載
- GR、GRUより小型化
- 画質補正機能が多数搭載&オート化
といったような大きな進歩がされていました。GRUがマイナーチェンジ程度の改良だったことと、4年ぶりの新型機と言うことで一気に人気になったみたいです。
〜購入経過〜
6年ぶりに新機種カメラを購入しました。(実は2014年12月にGRを落として壊してしまい、2015年2月に買い直したのを入れると5年8ヶ月ぶりです。)
今回GRVを購入したのは、GR DIGITALVを約11年、GRを約7年(最初のを途中壊してしまい買い直したので、今持っているのは5年8ヶ月)使い、新しいGRシリーズを購入してもいいかなと思い、10月24日にPCボンバーさんで購入しました。お値段は税込み89,400円で、当日の価格.comの最安値ではありませんでしたが、クレジットカード可の中では最安値だったのでここで購入しました。(あと、お店の信頼も高かったので。)
写真を見てもらうと分かると思いますが、黒のリングキャップカバーを赤に換えました。Haogeというメーカーの「RRC-GNRメタルレンズフロントリング キャップカバー GN-1 赤」という製品です。なぜ赤に換えたかというと、GR購入時に「GRデビューキャンペーン」として付いてきた「Original Red Ring」が良い感じだったので、それと同等の製品がないかと思い探していたところ、これを見つけて購入しました。Amazonで購入したのですが、Amazonに載っている製品写真だと朱色ぽくってイマイチだったのですが、まぁ気に入らないなら黒でいいや〜と思って購入しました。実物はGRのおまけリングとまったく同じ色だったので大満足です。
今回のGRVの購入で、GR DIGITALVは引退(売却はしません。11年物なので売れないでしょうし)、GRはこれまでのGR DIGITALVの立場を引き継ぐ形になりました。あと、今までのGRのリングキャップカバーはもともと着いていた黒のリングだったのですが、今回、おまけに付いてきた「Original Red Ring」に換えました。リングキャップに関しては、GRとGRVともに赤いキャップになりました。
〜RICOH GRVの使用感〜
| ホワイトバランス | マルチパターンオート |
| 測光モード | 分割測光または中央重点測光 |
| AFモード | セレクトAF |
| スナップ時フォーカス距離 | 2.5m |
| フルブレス スナップ | ON |
| ISO AUTO HI 設定 | AUTO 6400 切り替えシャッタースピード 1/40 |
| ノイズリダクション | すべてAUTO |
| 周辺光量補正 | ON |
| ダイナミックレンジ補正 | すべてAUTO |
| 手ぶれ補正機能 | ON |
| NDフィルター | AUTO |
| ファンクションボタン設定 | クロップ |
| ISOボタン | イメージコントロールに変更 |
| 動画/無線ボタン | JPEG記録サイズ |
| ADJ.レバー設定1 | ISO |
| ADJ.レバー設定2 | フォーカス |
| ADJ.レバー設定3 | 測光モード |
| ADJ.レバー設定4 | 記録形式 |
| ADJ.レバー設定5 | JPEG記録形式 |
| 水準器設定 | 水平+アオリ |
| AF補助光 | ON |
| 色空間設定 | sRGB |
| 画像設定 | スタンダード |
| 縦横自動回転表示 | OFF |
| 連写 | OFF |
| 画像番号 | 通し番号 |
| オートパワーオフ | 10分 |
| 外部ファインダー | GV−1(別売り) |
※残りは初期設定のまま。
GRVを使用しての感想!
今回GRVを使ってみて感じたことを…。まずは良いところ…
- 28mmの時の最大画素数が2400万画素あり、A3ノビ゙のプリントが余裕でできる画素数です。また、クロップして35mmで使っても1500万画素あり、GRのクロップしない時と遜色のない画素数です。(GRは28mm時1600万画素)これも、A3ノビのプリントがなんとかですができそうな画素数です。そして、GRでは47mmだったのが50mmになり、それでも700万画素あるのでA4のプリントなら余裕です。
- 手ぶれ補正がついた。手持ち派としてはうれしい装備です。実はGR DIGITAL Wで手ぶれ補正が出たとき少し心が揺れましたが、GR DIGITALVが気に入っていたのと、結構値段が高かったこと、さらに、GR DIGITAL Wの値段がこなれてきて次のGRシリーズに手を出そうと思ったタイミングで、大型素子(APS-C)のGRが出たためそちらにいってしまい買いませんでした。
次に「う〜ん」という部分。
- 小型化がいいと言われていますが、GRのサイズでも小型ですし、撮影するのにはむしろGRのサイズの方が撮影しやすい。
- 電池の持ちが悪い。こんなに電池の持ちの悪いのは、17年前の買ったミノルタのDiMADE A1以来です。200枚で電池マークが黄色に変わりました。(ISO100 手ぶれ補正ON F7.1の絞り優先AE 必要以外電源OFF)
- 爆熱持ちである。久々に本体が熱で暑くなるのを感じました。これまた、爆熱持ちで有名だったDiMAGE A1以来です。
- 撮影の道具と見たとき、退化した部分が多い。
- +/−(露出補正)ボタン廃止(最初に購入したGR DIGITALUからよく使っていた)
- AFファンクション切り替えレバー&AFボタン廃止(AELを割り当てると便利)
- 液晶がGRに比べて画素数ダウン(時代に逆行しているような…。)
- フラッシュ廃止(手持ち派なので、必要ないのですが、あればあっただけに…。)
といったところです。どれも小型化優先のためだと思うのですが、個人的には、GRのサイズに戻しても良いので、+/-ボタンの復活とAFファンクション切り替えレバー&AFボタンの復活をお願いしたいと思います。あと、電池の持ちと爆熱対策も…。
2020.11.15
GRVの作品を集めたページです。
GRVの画像 ( Gallery.K 別館「翳りゆく情景へ」)
GRVのスペックについて詳しく書いてあります…
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